(売却)FERNANDES/STJ-85
owner: shin
2021.6.19:オークションでジャンクを漁っててちょっと久々に落札できた気がします。
88年の公式カタログ掲載モデルですが、入手時点でブリッジがHEAD CRUSHERからフロイドオリジナルにロックナットも含め交換されてました。
他にもテンションバーがクロームに、PUもJackson USAのものに交換されてましたがVolポットへの配線が切れてて音が出ない状態でした。
ブリッジのリセス加工が素人で施されてます。
毎度ながら汚いジャンクだったのですぐに分解清掃したのち、ジャックが錆びてたのとポットの抵抗値が500kも出ていなかったのでそれぞれ交換して配線材も一新してます。
載ってたJacksonのPUは生きてましたが、当時ものだけにポールピースはトレムピッチではない為手持ちのダンカンTB-14で組みました。
ピックガードを開けたら元から弁当箱ザグリなのと純正以外のネジ穴も開いてたので過去に替えて使われてた頃もあったようです。
欠品してたアームはGOTOHの6mmのネジ込み式を代用してます。
テンションバーも現行の黒に換えようとしたら取り付けネジのピッチが違いそのまま付けれませんでした。
結構製造段階で色々ずれている所があります。
指板の6弦側がハイポジに行くにつれて斜めに削られて綺麗なRではなくなってるのと、ロックナットも仕様上R3が適正幅なのにR2で6弦側にずれて付いてて1弦側にかなり隙間ができてます。
ピックガードも若干角度がずれてついてます。
2021.7.13:気になってた指板の問題に撫で肩に削られたフレット端の処理でずれたロックナット位置を修正すると弦落ちする未来しか見えなかったことや、フレットいくつか傷付いててすり合わせる高さでも無かったので打ち換えと指板修正をしてもらいました。
21-22フレット間の指板にあったスキャロップ加工しようとしたであろう傷も消え指板のRも綺麗になりました。
カタログでは350Rと表記されてましたが実際は305R程だったようでそれに合わせた修正のうえ、フレットはJescarの57110を打ってもらってます。
テンションバーはどうしてもロッドカバーと弦位置とのバランスが悪かったのと、ナットキャップを締めてからズレるチューニングの範囲はファインチューナーでの許容範囲だったので元穴を埋めて省略してもらってます。
ロックナットはGOTOHのGHL-1(43mm幅)に換えています。
修正した指板RからもオリジナルのR3が適合しそうですが、現行のものでは土台が分厚すぎてネックを更に削る必要があり耐久性が危険だったのと、付いてたR2より弦のセンターが出てネックを削るのが最小限に済むことを優先してGOTOHにしました。
ナットの高さをギリギリまで下げてもらいましたが1・6弦はバランスの都合上ちょっと高めになりますが許容範囲に思います。
ペグは一つ挙動が怪しくなりはじめてたので現行の同じ規格の新品にすべて交換してます。
ブリッジの素人リセス痕も綺麗にしたかったものの、本来掘る範囲より広く掘られていて普通の治具で掘っても痕が残ってしまうことやアンカーが倒れる可能性もあったので今回はなにもしませんでした。
ピックガードもネジ穴埋め→開け直しで位置修正とVolノブを移設して元穴にはミニスイッチをつけてます。
2021.7.28:PUをTB-4に交換してミニスイッチはSeries/Tap/Parallelの効果に配線し直しました。
サスティンブロックも元は42mmがついてましたが、微妙に長くてハンガーと平行になってなかったのが気になり37mmのブラス製に交換しました。
2022.4:STJ-90を入手したことと指板修正してもらったにも関わらずブリッジやナットと合ってない仕様にされて精神衛生的に弾くモチベーションがなくなったので処分価格で売却しました。
掛かった工賃的にとてもマイナスな価格で売れたのは勿体ない気持ちもあります…