AIRCRAFT/AC-5
owner:
shin
2021.5.21:海外から出品されてたものを買いました。
掲載されてた画像だとちょっとメンテ不足かなくらいの状態だったんですが、実際きたら結構汚れていて今回も作業は大変でした。
スペックは驚きのボディが単板のたぶんウォルナットでネックのフレイムメイプルの木目もなかなか当時ものではみないグレードを使って作られてます。
バッテリーボックスがあることとスタッドがアンカータイプなので90年代後半以降のものだと思われます。
今回はブリッジサドル止めのビスを短いステンレスに交換・黒のロックピンになってたので手持ちの金に交換・インサートブロック一つ割れてたため交換・ジョイントプレートのクッション材が無かったので追加・リアPUのミニスイッチが銀に交換されてたのを黒に交換・ダイレクトマウントジャックが銀に交換されてたのを金に交換・エスカッションビス交換・ダイレクトスイッチの向きを斜めに変更しました。
過去にバッテリーボックス・リアPUのスイッチ・ジャックを交換された際に一部の配線も交換されたようですが、配線材が硬いものに変えられてて軽く引っ張ったら一部のハンダが取れてしまったので手持ちのベルデンで配線を引き直してます。
一番苦労したのはブリッジのリセスがないのでネックポケットにアングルが付いてるのですが、そのアングル角を弄ろうとされた痕跡があり分厚いシムが挟んで組まれてました。
そのシムでは接着密度的によろしく思えなかったので画用紙でシムを作り直しました。
あと前回AC6をメンテした際にあったサドルを順番通りにしてもRが崩れていたトラブルが今回は4・5弦のサドルで起きてました。
4弦には0.2mm・5弦には0.3mm+0.2mmのスペーサーを追加して組んでます。
ネックポケットの素人加工痕が気になるのでそのうち工房に相談するかもですね。
2022.2.9:ネックの仕込み角とブリッジサドルのRバランスを調整し直し、PUが線材の張力かザグリ干渉の影響で傾いてたのでそれぞれクッション材を追加しました。
サスティンブロックも42mmから37mmに変更しても干渉などの問題はなかったです。
シムの影響もあってか元起きし始めてる気がするのでそろそろ工房で組み込み調整しなおしてもらいます。
2022.7.14:工房でPLEKによるフレット擦り合わせとネックポケットの修正をしてもらいました。
平面の出し直しと削った分を同じウォルナット材でかさ増しするように板を挟んでます。
本来若干ネックの仕込み角がついてPUの高さもいい塩梅になる設計ですが、その角度が浅くなったのか結構PUを上げる仕様になりました。
その分アームアップの可動域も少し増えてます。
自作の画用紙等挟んで組んでた時よりはできる最善の処置ができたと思います。
